流行性角結膜炎

流行性角結膜炎

見える範囲(視野)がせまくなる病気です。放置すれば著しい視力低下や失明にいたることも。40歳以上の日本人では20人に1人の割合で緑内障にかかっているといわれています。

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はやり目(流行性角結膜炎)の原因は?

その名の通り感染力の強いウイルスによる流行性の角結膜炎です。原因ウイルスには、アデノウイルス8型、19型、37型があげられます。プール熱(咽頭結膜熱)による結膜炎も同じアデノウイルスの3型が原因となります。

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症状はかなり強いと聞きますが

急に白目(結膜)が充血し、流涙がおこり、“めやに”(眼脂)が大量にでてきます。朝起きた時は“めやに”で目が開けられないことも。また、まぶたがはれることもあります。ほとんどの例でまず片目に起こり、次いでもう片方の目に症状がでます。また耳の前にあるリンパ節が腫れることが特徴的です。乳幼児が感染すると、結膜に白い膜様の“偽膜”を生じることがあります。

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目薬が効きにくい?

これらの症状は細菌感染による結膜炎よりも重いことが多く、目薬をさしてもなかなか治りません。これはウイルスによる結膜炎なので、抗生物質(抗菌薬)が効かないためです。そのためウイルスに抵抗する力が自分の体の中で出来上がるまで、症状は続きます。

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どのくらい症状が続くのでしょう

1~2週間にわたり結膜炎の症状が続いた後、徐々に“めやに”や充血は少なくなっていきますが、今度は黒目(角膜)に点状の濁り(混濁)が生じてきます。これにより、まぶしさや見えにくさ、コロコロする(異物感)などを感じます。黒目の濁りは自然に消えていくこともありますが、中には、1ヵ月以上もの間、それらの症状が続くこともあります。 先にも述べたように点眼治療が効果的とは言えませんが、ステロイド薬による炎症の緩和や、弱った結膜にさらに細菌による結膜炎をおこさないためにも抗菌薬の点眼を処方します。

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保育園、幼稚園、学校には行けますか?

この流行性角結膜炎は、学校保健安全法に定められる第三種の学校感染症で、感染の恐れがなくなるまで出席停止とする、とされています。幼稚園から高等学校までがその対象になります。また保育所は法律の対象とはされていませんが、同様の措置がとられることが多いようです。

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うつらないようにするためには?

感染力が強いため、家族内や学校、職場内で感染がひろがることがあります。しっかりした手洗いをすること、つまり流れる水でウイルスを洗い落すことが大切。家庭では顔や手をふくタオルを別にしたり、お風呂を別々にしたりすることも考えましょう。症状が出た人と接触する機会をできる限り減らすことが、感染拡大をおさえる手段となりえます。

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